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こんにちは!
はるかみの投資研究室へようこそ!
本日やっていく内容は、「世界を代表する投資銀行 ゴールドマンサックスがS&P500の黄金時代は終わった、今後のパフォーマンスは○○%」という内容でお話しできればと思います!
今回の記事の課題は、
・ゴールドマンサックスのレポートから情報を得る
・それに代替する投資先を考える
・ついでにニュースに出てくる専門用語も理解しちゃう
です!(笑)
原文のレポートは見当たりませんでしたが、Business Insiderさんが見やすかったので英語ですがリンクを貼っておきます。
ゴールドマンサックスのS&P500指数の今後の予想は?
ゴールドマンサックスの予想では、今後10年間の名目リターンは3%としています。
ちなみに名目リターンと実質リターンの違いはインフレ率を加味しているかどうかやで!
10%の名目リターンを得たとしても、同期間にインフレ率が5%だった場合、実質リターンは5%(10% – 5%)になる!
つまり、インフレの影響を考慮すると、増えた金額で購入できる物の量は、実際にはあまり増えていってことやなぁ…。
また、1930年以降のパフォーマンスの7パーセンタイルとなっています。
またややこしい単語出てきました(笑)
パーセンタイルとはデータを小さい順に並べたときに、全体の中で何%の位置にあるかを示す値やねん。
即ち、「S&P 500の将来のリターンが7thパーセンタイルに位置する」というのは過去のデータから比較して下位7%ということ!
一応わかりやすく画像も載せておくで!
過去10年間のS&P500指数がベンチマークしていた年率が13%程度でしたので、これが3%に予想されるというのはかなり低い数値ですよね。
しかもインフレ率が加味されていないため、実質リターンとしてはほとんどないことになります。
更にレポートは続きます。
ゴールドマンサックスの計算によると、S&P500は2034年まで債券に遅れをとる可能性が約72%、インフレに遅れをとる可能性が33%あるそうです。
S&P500が低パフォーマンスになる5つの要因
1.CAPEレシオが割高水準
CAPEレシオの大体の平均は17〜20倍ほどとされています。(高いほど割高)
それが現在では38倍。97パーセンタイルに位置しています。
ちなみに、1999年に起きたドットコムバブル時では、CAPEが44.19倍だったそうです。
ノーベル経済学賞受賞者のロバート・シラー教授が提唱した指標で、シラー・PER」とも呼ばれます。
CAPEレシオは、株価を過去10年間のインフレ調整後の平均利益で割って求め、景気循環の影響を平滑化することで、株式市場の長期的な割高・割安を評価するために使われます
2.市場集中度が過去最高
市場集中度とは、特定の業界や市場において、売上やシェアが一部の企業に集中している度合いを示す指標です。
今で言うとNvidiaやGoogleなどの大手ハイテク株がS&P500を20%以上上昇させています。
3.GDPの縮小
ゴールドマンサックスは、今後10年間でアメリカ経済が4回のGDP収縮を経験する可能性が高いと予測しています。過去10年間では、同様の経済縮小が2回しか起きなかったため、これからの10年間は不況がより頻繁になると見込まれています。
また、こうした経済減速期間中の株式の年率収益率は通常、平均マイナス10%になると話しています。
4.収益性の低下
2番の市場集中度で話した内容と近く、市場集中度が高いことによって今までと同様のパフォーマンスを大手ハイテク株が続けれてくれなければ株価の上昇が起きないものの、同様のパフォーマンスを今後も出していくのは極めて難しいとゴールドマンは話しています。
5.10年物国債利回りの上昇
10年物国債の利回りは、4%を超える水準に達しています。これは、経済データが予想以上に強く、高インフレが続く中で、投資家が今後の金利引き下げの期待を見直しているためです。米国債の利回りが上昇すると、安全資産としての米国債の魅力が増し、リスクの高い株式などからの資金流入が減少する可能性があります。
はるかみはどう考えるか?
ここまで一連のゴールドマンサックスのレポートを読んでいきました。
いかがでしたでしょうか?
実際、JPモルガンにしろゴールドマンにしろこういった記事や内容を話すと「ポジショントークだ!」などと言われることが多いですが、勉強になる部分も間違いなくありますよね。はるかみの意見としては、未来10年の経済成長を予想すること自体が不可能だと考えています。(考えなくても良いとは言ってません笑)
なので、現在から見てどういったリスク(上述された5つのことなど)があるかを踏まえた上でその時その時に最善のポートフォリオや投資スタイルを築くことが大事なのではと考えています。
そして、現在米株はPERから見てもCAPEから見てもかなりの高水準にあり反面米国債はかなり低い位置まで落ちてきています。
米国金利が今後どうなるか予想することはできませんので、もちろんしつこいインフレが続き更なる米国債の下落が起きる可能性も十分にあると思いますが、投資の原則は「安い時に買って高い時に売る」ことですので、株式→債券にお金の流れを作り、また株式が下落した際には債券→株式に置き換えることが重要だと考えています。
とはいえ、どのタイミングで行うのがいいかを予測することも、これまた難しいので短期的な積立のように直近1年間ほどを目処に置き換えたい国債分を月割りにして購入するのがいい戦略だと思っています!