こんにちは!
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今回は投資業界でよく言われる「織り込み済」の話とそこから考えるべき投資法を話して行きたいと思います。
所謂、「織り込み済」ということです。
めちゃくちゃいい決算が出たのに株価が急落するパターンなんかはよく見ますよね。
「あ〜織り込む済かぁ」なんて言い方をしますが、そのことです。
価格は全ての事象を織り込む!
僕の好きな1800年代の投資家「チャールズダウ」のダウ理論は今でも親しまれています。
僕自身もチャート分析をする際にはダウ理論を元に考えることが多いですが、実はダウ理論はチャート分析の話をしているわけではなく大元には学術的な理論がありそれをダウ理論と言っています。
その一番大事なことが、今回のテーマでもある
価格は全ての事象を織り込む
ということです。
所謂、「織り込み済」ということです。
決算がいいのに下落した場合に投資家がみんな思うのが
「どこまで織り込んでいるんだろう?」
ってことだと思います。
それがチャールズダウによれば「全ての事象を織り込んでいる」ということです。
僕自身も概ねこの考え方には賛成です。
全ての事象というのは、来期の決算の予想や大統領の発言、現在の金利の動向や世界情勢等「すべて」です。
例えば、Nvidiaを例にとって話せばNvidiaの素晴らしい成長性や唯一無二のCuda(クーダ)、AIの必要性、中国への輸出規制などなど
世界中の投資家たちの思惑が現在の価格$108,76というので納得しているということになります。(3/12現在の株価)
すなわち、先述したような「すべて」のこと以外のサプライズ的な何かが起きなければ株価に影響を与えるのは難しいということです。
*Nvidiaで言えば、AIにとって欠かせないことは周知の事実ですしこれからAI市場がどうなるかは全く読めないですが、想像よりもはるかにスケールした場合や逆にAIというものの需要がなくなった場合など=サプライズ
補足ですが、これはNvidiaなどの株に限ったことでなくドル円などの為替やGold、暗号通貨などなんでも当てはまります。
個人投資家として価格に織り込まれているところからどうやって利益を得るか?
先ほどの理論で言えば、全ての事象を織り込んだ価格が「現在価格」であるのであればそこから超過した収益を得るのは無理なことに聞こえると思います。
はい、僕もそう思います(笑)
即ちNvidiaを買って「投機」でなく「投資」として利益を出そうと思うなら、世界中の投資家が考えていることに加えて自分しか知らないNvidiaの将来的価値を知る必要があります。
まぁ99.9%の人には無理ですよね。
僕も全く無理です。かすりもしません。(笑)
ここからは僕自身の考え方ですが、
ほとんどの場合には先述したように「全ての事象」が織り込まれていると思います。
が、ある一定の条件のもとでは織り込まれていない場合があると思っています。
そこを的確に狙えば超過利益を取ることができるんじゃないかと。
ではどういった条件下であれば狙えるのか。
- 自分自身がその株等の投資対象について世界中の投資家より詳しく、自分を含め少数の人しか知らないであろう考察ができる
- そもそも世界中の投資家が見ていない銘柄を狙う
- 暴落時や恐慌時など世界中の投資家が過ちを犯している時を狙う
織り込む済でも利益を狙える3つの条件
それぞれ詳しく考えて行きます。
・「自分自身がその株等の投資対象について世界中の投資家より詳しく、自分を含め少数の人しか知らないであろう考察ができる」
これは先ほど
・世界中の投資家が考えていることに加えて自分しか知らないNvidiaの将来的価値を知る必要がある
と述べたところの逆説的な意味合いです。
例えばNvidiaは20%成長していくと考えられているとします。
それは半導体業界の成長性や市場シェア、決算の際に成長率が出た時の株価の変動具合等によってある程度市場が見込む成長率は導き出せると思います。
よく参考にされるのは、「コンセンサス」というプロのアナリストなどが分析して数字を出しているものです。
ただ自分自身はそのアナリストよりNvidiaや半導体業界に詳しく、(例えばですが)H200の売上が1.5倍でなく2.2倍になるということを予想できていたとします。
その場合、この投資手法は十分に役に立つと思います。
時にはインサイダーとして問題になることもありますが…。
個人投資家レベルでその専門のアナリスト群より的確に売上予想を出せる人はほぼいないと思いますが、もし何かしらの専門分野が自分にあればそこは狙い目だと思います。
・そもそも世界中の投資家が見ていない銘柄を狙う
これは(1)にも繋がってくる話ですが、コンセンサスのない会社も多数あります。
というか日本の小型銘柄なんかはほとんどコンセンサスがない状況です。
そうなれば、「全ての事象を織り込む」というのが少し曖昧になるように感じています。
実際には織り込んでいるけど、間違っていることが多いといったニュアンスでしょうか。
なので特別専門ジャンルがないのであればアナリストが入っているように大型株は極力避けるべきかなと僕は考えています。(例外パターンは3で)
そもそも誰も見ていない=買う人もいない
となればそれ自体が株価上昇に繋がらない要因になるので、結局株価が上がらない
即ち誰も買わないし、誰も見ない
のように負のループに陥ることもあります。まぁいわばこれ自体も「価格に織り込んでいる」と言えると思います。
ただここで一つチャンスがあると思っています。
株価の上昇というのは売上の伸び率や利益の伸び率、しいてはマーケットの成長率だけに留まらず、財務がよくなれば必然的に株価があがらざるを得なくなります。
極論ですが10万円入った財布が5万円で売っていたら買いますよね?
誰にも見向きもされていないけれど、10万円入った財布が10万円で売られてるぐらいであれば、日本の株式でもたくさんあります。
その会社が毎年5000円利益をあげているとしたらどうでしょうか?
5年後には25000円増えて125000円入った財布が10万円になるということです。
そんなことにはならないため、財布の価格が10万円→12万円のように値上がりする→株価が上がるのと同じことだと思っています。
暴落時や恐慌時など世界中の投資家が過ちを犯している時を狙う
「すべての事象を織り込む」という一つにコロナショックなどの~ショックという名の付くものがきた際には大衆の恐怖という株本来の価値には関係ないところで下落したりします。
この場合では、需要と供給の側面で株等が(~ショックの実害のない銘柄)下落するのであって、本来の価値が失われたわけではありません。
となると、投資家たちがその株を手放しているのは過ちを犯しているといってもいいかと思います。
歴史的に見ればそういった銘柄群のほとんどは株価を取り戻し、再度強い上昇を迎えている基調にあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
価格というのはすべてを織り込んでいるものの、織り込んでいるからこそチャンスが生まれることがあると思います。
そのチャンスを今後も見逃さないように頑張っていきたいです(笑)
