個別株分析

日産の暴落が止まらない!?村上ファンド系のアクティビストが参加も株価はどうなるか研究!

(この記事はPRを含みます)

こんにちは!
はるかみの投資研究室へようこそ!

今回は大大大暴落中の「日産自動車」(7201)にアクティビストファンドのエフィッシモ・キャピタル・マネージメントが株式を保有していることが明らかになりました。
これが起死回生となるのか、決算書やエフィッシモについて研究していきたいと思います!

とりあえず、現状のチャート(月足)はこんな感じ(笑)

日産株価の暴落の背景

日産自動車の株価が下落し続けている背景には、業界全体の課題と企業独自の問題が複雑に絡み合っています。
まず、自動車業界全体が近年、電気自動車(EV)へのシフトやカーボンニュートラル対応をしています。各メーカーは多額の投資を伴う技術革新を進める必要があり、特に競争の激しいグローバル市場で生き残るためには持続的な成長戦略が求められています。

しかし、日産はこの変化において苦境に立たされている状況です。2018年のゴーン会長逮捕以降、組織体制や経営方針が揺らぎ、業績の停滞が目立つようになりました。また、他の大手メーカーと比較しても電動車への取り組みが遅れ、さらに材料費の高騰も業績を圧迫しています。これらの要因が重なり、投資家の信頼は低下し、株価の下落が続いていると考えられます。

それに加えて、2024年11月7日に出た決算では、
・配当利回り6%以上あったのが→無配
・業績予想→売上減収、営業利益減益、純利益(未定笑)に修正
という株式のIR情報で一番最低な減収減益無配というトリプルアタックを行ってしまいました(笑)笑えません。

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最新決算から見る日産の現状

日産の最新の決算では、業績面でいくつかの深刻な課題が浮き彫りになっています。
まず、売上高や販売台数はやや持ち直したものの、特に主力市場である北米や中国での競争力が低下していることが課題です。自動車業界のグローバルな変動も影響し、円安で輸出には追い風が吹く一方、材料費の高騰やサプライチェーンの混乱で収益率の改善が難しい状況です。

財務面では、収益性の低下が目立っており、コスト削減やリストラの取り組みも十分な成果を上げているとは言えません。売上に対する利益率の低さは特に深刻で、決算報告書には改善に向けた新たな戦略やコスト最適化計画が発表されていますが、実効性については懐疑的な見方もあります。こうした状況が株価の下落圧力となっており、日産の今後の成長見通しに不透明感を与えています。

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村上ファンド系のエフィッシモ・キャピタルとは?

エフィッシモ・キャピタルは、日本の有名なアクティビストファンドで、村上世彰氏の系列として知られています。

はるかみ

アクティビストファンドとは、企業の株を取得して経営に積極的に関与し、企業価値を引き上げることを目指すファンドのことです。エフィッシモはこれま東芝とかにも関わってきた有名なファンドです!

エフィッシモが特に重視しているのは「株主価値の向上」です。企業に対して利益率を高める経営改革を求めたり、使われていない資産を有効活用するよう提案したりと、株価が上がるような取り組みを進めてきました。過去の実績では、資金の有効活用や株主還元策の強化を求めて企業価値を高めたケースも多く、投資家からの注目度も高いファンドです。

今回、エフィッシモが日産の株を取得していることで、「日産の業績改善や経営体制の見直しが進むのでは?」という期待が高まっています

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日産株への投資は今が買い時か?

日産株への投資を検討する際、まず考えたいのは「リスク」と「リターン」のバランスです。日産は現在、業界全体の電動車シフトや収益率の改善という大きな課題に直面しています。ここにエフィッシモ・キャピタルの参入で経営改善が進む期待もあるものの、確実にどれだけの成果が出るかはまだ未知数です。

エフィッシモのようなアクティビストファンドが関与することで企業価値が向上する場合、短期的には株価にプラスの動きが出ることもあります。ただ、根本的な企業成長が伴わなければ、将来的な株価の安定は難しく、投資としてのリスクが高くなります。特に、日産のようにグローバルに展開している大企業では、経営改善のスピードが遅ければ短期的な株価上昇に期待するのは難しいかもしれません。

先述したように中国市場がかなり日産にとってもキーとなるところだとはるかみは考えていますが、先日中国出張に行った際には日産どころか日本車自体走っている数は顕著に減っていると感じました。
とはいえ、この業績を表すかのようにもちろん株価も下落しており上場来の安値付近まできています。もしかするとワンチャンス日産にもあるのではないかという点でチャート分析もしていきたいと思います!

日産のチャート分析

2020年からの月足ベースでみるとコロナ禍の2020年2021年が安値のサポートとなっています。
ちなみにこの2年で純利益で1億円ほど赤字となっていますので、これと同等レベルのところまで売り込まれているということになります。また売上は20%ほど2020年より伸びていることを考えればこの直近サポートラインは結構強いのでは?と考えることができると思います。
(ここから1億円の赤字出したら知りませんが…それはないと思います)

こちらは週足ですが、365円の直近サポートを背にロングポジションは意外と持ちやすいかもしれません。
結局のところ来期予想の純利益が未定とのことで、この部分がひどいことにならない限りにおいては(即ち大きく円高にふれるなど)買い場としては面白いと思っています。

ただ、あまりにも不確定情報が多すぎて(せめて予想の純利益が出ていれば…)はるかみは今回は見送りにしますが、今後もウォッチしておいてエントリータイミングきたら日産買っていきたいと思っています!

はるかみ

はるかみの投資研究室では、ポジションを持った際にはYoutubeかTwitterで必ず投稿するようにしています。買った売った勝った負けたを明確にして自分にプレッシャーをかけるとともに視聴者さんに不誠実がないよう心掛けています!
ただ、投資は自己責任なのでよい子は真似しないでね!(笑)

ABOUT ME
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はるかみです!投資歴は20年ほど! 初めての投資は小学生の時に買ったピクセラという会社でした!(笑) FXや株式投資で何度も大損失を出すも、そこから得た学びで今では年単位で敗北はなし! 常に投資研究をモットーに一緒に頑張りましょう!