個別株分析

[3543]株式会社コメダホールディングスを研究!

はるかみがYoutubeを始めたころから買っているコメダ株ですが、投資対象として今現在はどうなのか?
もう持っている方は売るべきか、持っていない方は新しく買うべきかを決算書とチャートから分析研究していきたいと思います!

また、2022年7月13日に出た四半期連結決算説明資料を基に分析を進めるので是非こちらもご覧ください!

動画はこちらから!


コメダホールディングスとは?

コメダでは、「珈琲所 コメダ珈琲店」(899店)、「甘味喫茶 おかげ庵」(11店)、コメダ謹製「やわらかシロコッペ」(2店)、石窯パン工房ADEMOK(1店)、KOMEDA is □(1店)という5つのブランドを展開している会社です。

ただ、数値を見てもらえれば分かるようにほとんどの売上は皆さんもイメージしている通り喫茶店のコメダでたっています。

ただこのコメダというお店、ただの喫茶店ではありません。

喫茶店のような事業モデルで何百店舗も出しているような会社は大体が自社+FC(フランチャイズ)によって店舗拡大を進めていきます。

このコメダという会社も同じです。

では、なにが「ただの喫茶店」ではないのでしょうか?

それは、コメダがFC店に向けて「商品を卸している」というビジネスモデルに近いためです。
実際に決算書でも卸売り売上と書かれていますね。


でも、これでは他のFC業態と比べてなにが違うのか分かりませんよね。
それが大きく数値として出てくるのは、利益率の高さ商品のこだわりからくる人気です。

コメダ株のいい点と悪い点

コメダ株のいいところ

それでは、実際にコロナ禍における現在の数値を他の喫茶と比べてみたいと思います。

愛用しているバフェットコードさんから引用させて頂いてるデータです。

営業利益ベースで黒字の会社は唯一コメダのみ!
ただ売上は下から二番目と低いところにあります。

これは利益を出すのがうまい会社ということですね。

実際に

A社 売上100億円 利益10億円
B社 売上50億円  利益10億円

の2社があるとほしい会社は基本的にB社になりますよね!

また地味に配当が2.3%あるのも嬉しいですよね!
はるかみがYoutubeでコメダ株を買ったときには、1658円でしたので3%ちょっと配当があることになります!

コメダ株の悪いところ

これほどいい会社ならもっと時価総額高くなってもいいのでは?と先ほどの表を見て感じた人はなかなかセンスがあると思います!

実際PER(利益から見た時価総額)は、低く割安そうに見えますよね。

では、その投資家たちの懸念事項はなにかというと「のれん」になります。

のれんについては株式投資として絶対に知っておくべきことなので是非動画をご覧ください!

実際に当時のコメダ株の分析もしていますので参考になるかと思います!


こののれんの償却というものがコメダの一番のリスクであると言えます!

他にものれんで有名な会社でいうと武田薬品とかですね!

コメダ株のチャート分析

では、実際にチャートを見ていきましょう!

3543 月足チャート

1658円ははるかみのエントリーラインです!
コロナの安いところで入れていい感じですね!

とはいえ、月足でみると2018年の最高値に向けて少しレンジのような動きをしたら嫌だなぁという形になっています。

黄色くレンジを引いてみましたが、こう考えるとレンジの上限にいるので現在の価格というのは

1.利益確定のポイント

2.ショート(売り)のポイント

と言えると思います。

はるかみ自身はエントリーが綺麗なところでできているので利益確定をする予定はありません。
同じように当時からYoutubeを見て買ってくれていた方はそのままホールドもありだと思います。

チャート分析において、前回高値や前回安値、そして最高値、最安値は一番意識されるポイントです。

3543 日足チャート

日足を見ても少し嫌な形になっています。
歪ですが、三尊天井と言えなくもない形です。

それほど悲観することはないですが、決していいチャートではないというのは抑える必要があるかなと思います。

結論コメダ株をどうするべきか?

最新の決算書では、YoY(昨年対比)で売上は109%増と伸びていますが利益面では営業利益が92.8%、最終利益でも96.2%と少し陰りが見えます。

更に前章であったようにチャートもよくはないことを加味すると、今は新しく買うべきではないと結論づけました。

また、コメダ株を持っている方は一旦の利益確定ポイントにも十分なりえるかと思います!

ABOUT ME
harukami
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はるかみです!投資歴は20年ほど! 初めての投資は小学生の時に買ったピクセラという会社でした!(笑) FXや株式投資で何度も大損失を出すも、そこから得た学びで今では年単位で敗北はなし! 常に投資研究をモットーに一緒に頑張りましょう!