こんにちは!
はるかみの投資研究室へようこそ!
高配当株投資コラムの第弐幕となります。
壱をご覧になっていない方はまず一番大事なこちらからどうぞ!
【永久保存版】これだけは絶対に曲げないで!高配当株投資の自分ルール「損しないための高配当株の選び方」【投資】
それでは早速次の高配当株投資の掟を研究していきましょう!
高配当株を選ぶのにこれは絶対逃せない!「配当性向」
前回の記事での大事なことは「増収増益」であること、それに対して妥協しないことでした!
そして今回の章での学びは「配当性向」です!
配当性向を見ずに投資するのはあり得ません!!nothingです!(笑)
知らない方も安心してください、今から一緒に研究していきましょう!
では、早速
- 配当性向とはなんなのか?
- そして、高配当投資においてどのように使えばいいのか?
- 基準はあるのか?
などを研究していきたいと思います!
配当性向とは?
配当性向というのは、純利益(全ての費用を売上から引いて更に税金も納めた後の最終的な利益)の内いくら分を配当にまわしたか?の指標になります。
そんな難しく考えずに100億円の当期純利益が出ている会社があったとして20億円分を配当にまわしたとしたら配当性向は20%となります!
また、配当性向が100%を超えてくる企業もあります!
即ち当期に出ている純利益以上の配当を行っているということですね。
例えばはるかみも保有しているMixiは利益が減益したことによって配当利回りは4.6%あるものの配当性向は155.5%となっています。
これは全く嬉しくはありません(笑)
利益以上に配当を出すということは、今まで貯めていたお金が減っていく上に新しく会社を大きくするための資金もなくなってるということですよね!
これは痛いっ!
更に言えば配当性向が高すぎる場合は、減配(配当を減らすこと)が起きやすくなります。
それはそうですよね!皆さんが経営者だとして利益よりも配当が大きかったらシンプルに焦りますよね(笑)
いくら稼いでもお金なくなっちゃうよーって!
配当性向が高いと会社を大きくする資金もなくなるし、減配する可能性もあるしいいことないなぁ
配当利回りも高くて配当性向が低い会社を探すほうがリスクも低いな!
配当性向の使い方や基準の数値は?
実際に配当性向を基準とする場合にどれくらいを考えればいいか考えたいと思います。
これはなかなか難しく、巷では30~40%とよくでてきますがかなりアバウトな数字だと思っています(笑)
はるかみの考え方はその会社のビジネスモデルによるというのが答えです!
どういうことかというと、まず大きく2つのパターンの会社で考えて頂きたいです。
- A社:まだまだ成長段階でマーケットも成長の余地がある事業を行っている
- B社:かなり成熟した企業で売上の伸びもそれほどは期待できない
まずB社から考えるのが分かりやすいと思います!
B社の代表的な例でいえば、世界を代表するP&G(プロクターアンドギャンブル)!
なんと66年連続増配している会社です(笑)
ちなみに日本の最高連続増配記録は現在進行形で花王の33年です。
その倍だと思うとすごい!(笑)
配当利回りはそれほど高くなく2.43%ですが配当性向は60%ほどと割と高めです。
5年の売上の平均成長率も5%と微増しているものの、かなり成熟した安定した企業です。
しかも景気に左右されにくいディフェンシブな銘柄ですよね。
こういった会社の場合には、株主還元の一つとした大きめの配当性向を出す会社が結構あります。そしてそういった場合に30~40%の枠を超えても問題ないと考えるのがはるかみ式です(笑)
それでも上限は70%ぐらいまでかなぁと思います。
逆にA社のようにまだまだ成長の余地あるぞ!成長していくぞ!という会社では配当性向40%は多い印象があります。できれば30%以下にして70%以上は次の投資にまわせる用意ができたほうが結果的にも株価はあがりやすく株主還元の意味でプラスの効果があると思います!
成長企業では、配当性向30%以下
成熟企業では、配当性向70%以下
がはるかみの思う配当性向の基準!
これも第一章と同じく、徹底するべきルールに入れてしまうのがいいと思います。
大体これくらい~みたいな感じにやっていると鉄則がなぁなぁになってしまいますよね!
全てルールに当てはめたとしてもまだまだ選べる企業はたくさんあるので、わざわざ妥協したところから企業を選ぶ必要はありません!
なので今のところ絶対に守るルールとして
- 増収増益であること
- 配当性向30%以下であること
を守って企業を探してみてください!
ただ、まだまだ原則ルールは終わりません!(笑)
第三章でお会いしましょう!