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【2621】米国国債に為替ヘッジで投資するべきか?TLTとの比較や投資すべき時期をコストからも検討する!【米国債券】

こんにちは!
はるかみの投資研究室へようこそ!
先日にはTLTに投資していく話をしました。
(ちなみに追記として、来年の大統領選を目安にそこまで積立で買っていくことにします)

その動画で頂いた質問が、

2621への投資をしないですか?ということでした。
こちらはもちろんはるかみ自身も検討した投資アイデアではありますので、どういう時に2621を購入していくべきかレビューしていきたいと思います!

[2621]iシェアーズ 米国債20年超 ETF(為替ヘッジあり)とは?

まずは、ETFを見ていきましょう。

全体像はこのような感じになっています。
経費率はTLTとそれほど変わりませんが、分配金利回りは2.59%となっています。

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為替ヘッジとリスクについて

2621は為替ヘッジありということでヘッジにかかるコストがかかってきます
前回の記事でも話したように、利下げが起これば債券価格は上昇するわけですが、米国の利下げ局面では概ね円高方向に動くためTLTなどに日本人が投資する場合には為替リスクが伴います。
そのため2621を購入することで為替のヘッジを行ってくれるため為替リスクを解消することができるというわけですね!

ただヘッジするにはコストがかかります。
それはそうですよね。
米国のほうが金利が高く日本のほうが金利が低いのでその分の手数料は払わなくてはいけません。
それが為替のヘッジコストになります。
現在だと大体4~4.5%になるでしょうか。
結構な金額ですよね…(笑)

TLTとの比較

まずはチャートをご覧ください。
白い線が2621、オレンジの線がTLTです。

やはりほとんど変わらない動きをしていますね。
とはいえ、やはりTLT本体を持つほうが2021年以降だとパフォーマンスはよくなっています。
ただもちろんこれに円安分が含まれるので2021年3月に両方を購入したと考えると為替は114円→146円になっているわけですので、円ベースで考えた場合TLTのほうがより大きく利益が出ているのは言うまでもありませんね!

2621の投資するメリットについて

ここまで見ていくとTLTのほうがいいように見えるかもしれません。
ただ、2621にも日本人的優位はあります。

まず一つ目にレバレッジをかけれることです。
TLTは海外ETFのために日本の口座でレバレッジをかけることはできませんが、2621は日本に上場するETFですのでレバレッジをかけて資金効率よく購入することができます!

二つ目に短期で持つ分にはヘッジコストも許容できるかもしれないということです。
やはりヘッジコストが4%もあるうちは長期で保有するのに向いていないと言えます。
前回の記事で書いたように、大統領選挙前で金利が下がりがちということで来年の10月までという勝負であればありかもしれません。

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今後の債券市場について

そして最後にTLTにしろ2621にしろ今後の国債・債券市場がどうなっていくかが問題ですが、TLTも底打ちを確認できたわけではなく利上げもまだまだ行われる可能性があります。
昨今では債券が投資として注目されがちですが、はるかみの見立てではまだ下がると思っています。
なので買い焦らずに多めの積立ぐらいの気持ちで買っていくのはありだと思っています。
それか割り切って米国2年国債を満期まで持つなんかもありだと思います!

そして底打ち又は利上げの一旦の収束を感じたところでレバレッジを利かせて2621も購入したいと考えてます!
これはまだ先の話なので、購入するときにはまた動画を出すようにしますね!!

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harukami
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はるかみです!投資歴は20年ほど! 初めての投資は小学生の時に買ったピクセラという会社でした!(笑) FXや株式投資で何度も大損失を出すも、そこから得た学びで今では年単位で敗北はなし! 常に投資研究をモットーに一緒に頑張りましょう!